更新日2019/05/25  
   

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PCエンジンとは?  
 1987年10月にNECホームエレクトロニクスから発売された据置型ゲーム機。世界累計販売台数は約1000万台。(日本750万台、海外250万台(ほとんど北米))2000年まで。

シャトル/コアグラフィックス/スーパーグラフィックス/GT/DUO/LTなど、発売開始から最後の機種DUO-RXまで実に10機種も発売された。
世界ではじめてCD-ROMを搭載したゲーム機。海外では「Turbo Grafx 16」という名称で発売。

 ひでびんはPCエンジンファンです。

 初代PCエンジン→PCエンジンDuo→PCエンジンDuo−R(中古)→PCエンジンDuoRX(中古)→PCエンジンDuo:2019/05/01現在(修理品各パーツ交換済み)を所有。

 



 避けられないPCエンジン本体の劣化〜発売から30年以上、サポート終了から約20年〜 

 

 
 PCエンジンをやりたい!そう思いヤフオクをすると落札するのは至難の業!また、年々ジャンク品が増えせっかく落札しても、壊れていたり、数ヶ月で壊れたりします。ひでびんが購入したPCエンジンDuo−R、RXの中古ものの数ヶ月で壊れ捨ててしまいました。当時は修理をする発想が無かった。

 PCエンジンDuoは1992年に買い2012年まで遊んだ。20年も遊べた。だからいつバッテリーがなくなるのか恐怖した。そして、その日が来た。CDが読めなくなった。そして、カードの読み込みができなくなった。その後買った中古本体はあっという間に壊れた。そこからゲームはできなくなった。ソフトも40本くらい持っていた。ほとんどCD−ROM²です。PCエンジンは2000年にサポートが終了しており個人ではどうしようもありません。

 現在では本体を手に入れることは大変でこのままでは本当に遊べなくなります。年々動作する本体の減少は加速していく事は間違いないでしょう。また、Huカードはレトロフリークがあるのでまだ遊ぶことができます。しかしCD−ROMは代替機が今現在(2019/05)存在しない。Huカードよりも早くゲームができなくなってしまう恐れが非常に高い。更にPCエンジンCD−ROMソフトはパソコンゲームからの移植が多くあり、パソコンゲームもできないという二つの意味を持つ。

 

 



 ソフトの劣化


Huカードの劣化

 Huカードの劣化は物理的避けられない。内蔵電池が消えればセーブができない。読み取り部分の金属の腐食による読み取りが困難になる。

・CD−ROM劣化

 PCエンジンCD−ROM²には致命的な問題がある。CDの1993年問題です。1993年からCD−ROMの読み取りレーザーが強くなり、CDが早く読み込めるようになった。その反面で1993年以前のCDは読み取り困難なものがある。PCエンジンのCD−ROMの大半は1993年以前に作られた物でありPCエンジンで無ければ読み込めないものがある。報告された例ではLG製のドライブでは大半のCD−ROMが読み込めないらしい。一応1993年問題は1990年前後からはその方向性になることが分かっていたので実質的には1990年の物は大丈夫だがそれ以前はかなり難しい。

 CD−ROMは大容量で保存に優れている。ハズだった・・・意外な落とし穴がいくつかある。まずは温度である。CDが溶けないなら問題は無いと思っていたが、CDもある程度熱くなると変形しやすくなり、温かい状態で力を加えると変形して読み込み出来ないのだ。55℃程度で力を加えると変形しやすくなる。車の中などは危険。

 次に意外な強敵カビである。中でも黄色いカビは厄介!目で見て分かりにくく、更に乾燥に強いカビです。コレにどれだけのCDが殺されたか分かりません。泣きながらアルコールでケースを拭きまくった経験がある。それ以来シリカゲルを色んな物に入れるようになりました。乾燥に強くても長期間の乾燥には弱い。なぜなら奴らは他のカビを食べるので食べ物が無いと死ぬというわけです。

 
そこで苦肉の策がエミュレーターです。

 私もエミュレーターを使うことに抵抗がありました。エミュレーターは違法だと思ってました。

 しかし、エミュレーター自体は問題なかった。コピー品を売ることが違法であり、PC上でゲーム出来るようにすることは違法では無い。仮に違法だとしても以下のことを守れば違法でも問題はありません。
 ソフトを保有していることです。著作権保護法を守ること。保有しているソフトにエミュレーターで使って遊んでも法律上全然問題ありません。現在のゲームは本体にデータを読み込ませて遊ぶタイプがほとんど主流です。

 つまり現在のゲーム機はエミュレーターである。本体が買えると言う違いだけである。 保有しているソフトをエミュレーターを使って遊んでも、PCエンジン本体で遊んでも同じであり、本体はすでに販売終了なので保有しているゲームを遊ぶ手段が事実上エミュレーターを使うのが1番好ましいのである。

 また更にいうとPCエンジンはデジタル→アナログ出力にしていたので劣化してしまう。エミュレーターで出力すると映像、音楽が格段に良くなる。

★違法になる場合

・違法でダウンロードされたものを使う場合。
・抽出されたデータの販売。
・保有していないソフトをエミュレータで使うこと。

★ただいずれも10万円以上の被害を販売元に与えなければ裁判にならない。裁判は最低10万円以上の損失があって初めてできる。抽出されたデータを販売さえしなければ事実上問題はありません。

・Huカードの著作権が30年くらいらしいです。もうすぐ切れるかもしれません。
CD−ROMは70年です。TPPでそうなりました。リメイクなどあるので詳しいことは調べてください。

 
 PCエンジンのエミュレーター実践です。

 まずは以下の物を用意いていただきたい。

DVDやブルーレイが読み込めるPC本体(専用ならCPU 1Ghz以上グラフィック機能がある物が好ましい。OSは新しめ中古で全然良い。)LG製のドライブはできるだけ避ける。ブルーレイよりDVDの方が成功しやすい。SSDならなお良し。

レトロフリーク(PCエンジン対応モデル)、retohuri-PCエンジンダンパー(Huカード読み取りUSB)

PCエンジン CD-ROM2 スーパーシステムカード Ver.3.0 SUPER SYSTEM CARD この3点そろえてください。PC本体以外は大体1万円(2019年現在)くらいです。アマゾンで売ってます。

 エミュレーターは「Ootake」を使います。

 「Ootake」のサイトでも著作権のことは書いてあります。ソフトは買ってください。コピー品を売ることは違法です絶対にしないでください。

参考までに自分のPC

 PC本体 CPU:Corei5 460M メモリ:4GB HDD:480GBSSD DVDマルチ

★Ootakeをインストール

★DirectXをインストール


手順1


・Ootakeをインストールする。Ootakeのサイトに行くとセキュリティソフトに阻まれるので驚くがサイト自体は問題なかったし、データも大丈夫でした。最新版をダウンロードしてインストールしてください。Win10 64bitで問題なかったです。

まずOotakeをインストールする前に最初にDirectX9.0Cをインストールしてください。最新のDirectXは12なので別途ダウンロードしインストールが必要です。日本語版より英語版の方が良いそうです。どちらでも大丈夫です。

 
手順2


・OotakeにはBIOSが入っていません。ここでいうBIOSとはスーパーシステムカード Ver.3.0 SUPER SYSTEM CARDのことです。そのため違法にならないようにするには自前で購入して用意します。アマゾンで2500円くらいでした。エミュレーターは違法で無くコピー品を不法に配布したりするのが違法なのでシステムカードのコピーは違法になります。
 ただ、著作権が1992年製造販売なので2022年頃切れるかもしれません。詳しいことは調べてください。


 次にこのカードを読み取るためにレトロフリークかPCエンジン用のダンパーが必要です。コレが意外に高い。レトロフリークは(2019/05現在)税込み約16000円くらいPCエンジン用ダンパーが8800円でした。販売元のサイトへ行ってダンパーソフトをダウロードしてインストールします。

レトロフリークでのやり方は記載しません。システムカードをレトロフリークに差し読み込ませSDカードに保存しPCで抽出したデータをOotakeの分かるところに入れるだけです。抽出確認をしてください。CD−ROMの画面出れば成功です。ダンパーを使うより遙かに簡単に作れます。

 システムカードを差してダンパーソフトで抽出します。
 ファイルを保存します。名前は何でも良いです。「SYSTMCARD」とつけてわかりやすくしてください。これがないとOatcakeでCD−ROM動きません。
SYSTMCARD.pceというファイルができます。

 アーケードカードはメモリなので意味がありませんでした(抽出はできますやっても何も起こらない)。

アマゾンで8800円でした。このときはまだレトロフリークを持ってなかった。
ヤフオクで送料込みで2000円くらいでした。
カードは年期物ですね。
PCにつなげます。
ダウンロードしたファイルを解凍し展開します。ダンパーソフトダウンロードサイト
起動し、カードを読み込みますInfoボタンを押します。1回目は失敗です。2回目は成功です。
Infoの名前をコピーしてファイルにつけます。そして保存します。
ちゃんと認識されると速い速度で読み込みます。
成功です。失敗しても成功と出るので確認してください。
 
手順3


 ここまで来るのにヤフオクでPCエンジンDuo買ってダンパー買ってシステムカード買って何してるんだか・・・

 自分は分かりやすくするためにOotakeのファイルシステムカードの抽出ファイルを入れました。Cドライブ→Program File(x86)→Ootake

 Ootakeを開きます。CD−ROMを押すとBIOSファイルを選んでください。みたいな感じになるので先ほどプログラムファイルに入れたシステムカードのデータを選択し開きます。その後すぐ画面が黒くなりPCエンジンCD−ROMの画面になれば成功です。  予想ですがレトロフリークでもBIOSにシステムカードを読み込ませればOotakeなどでCD−ROMの抽出したデータ使えるような気がします。あくまでも予想です。  レトロフリークでシステムカード3.0のデータを抽出してください。また、PCエンジンだけならこれが一番安い方法だと思います。ソフトがあればの話ですが。これで長い眠りから白雪姫を起こし抽出したらまた、長い眠りに入ってもらう。

 
HuカードはHuカードを押し抽出したソフトを選べば遊べます。レトロフリークで抽出してもロックしなければ遊べます。
CD−ROMを遊ぶ場合OotakeにはBIOSが入っていません。ので抽出シテムカードを選択します。
システムカードを読み込ませます。
この画面が出ればついにPCエンジンCD−ROMができます。
画面をクリックすると上のバーが出ます。
インストールしたいCD−ROMをドライブに入れ、CD−ROM選び→CD Installを押して
めちゃくちゃ時間かかります。10〜20分くらいでした。また、Ootakeが途中でよく落ちます根気強く何回もインストールします。
インストールできたらファイルを選び起動を待ちます。
ootakeはPCエンジンと同様のシークタイム取ります。でもロード時間は短いです。間が一緒ということです。
上にタイトルが出ます。ランボタンを押しスタート!
ついにできました!
CD−ROMのインストールは時間がかかりますが抽出してしまえば後は楽です。
  データのバックアップの方法
・Windows10の場合


 C:\Users\パソコンのユーザー名\AppData\Local\VirtualStore\Program Files (x86)\Ootake\bram
の中にインストールしたファイルがあります。尚隠しファイルになっている場合があるので表示→隠しファイルを表示する。にチェック入れてください。

 ゲーム名_bram.dat
 という8KBのファイルがセーブデータです。 コレをわかりやすい所に保存してください。抽出したソフト販売は絶対にしないでください。ソフト一本5000円くらいだから20本あると訴えられるかもしれません。ちなみにCD−ROM²は200本はCD−ROM全タイトルの8割か9割の数字です。
 自分で自分の保有しているソフトを使う分であればエミュレーターは問題は無いです。実害がないので。

   
 
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